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眼科の症状

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眼科の症状

目に関する症状について、なるべくわかりやすく解説していきます。

視界にギラギラした光が現れてその部分が見えない

閃輝暗点(せんきあんてん)といいます。眼の異常ではなく、頭の方からくる症状です。



特に初めてこの症状を経験された方は、突然見え方がおかしくなったと感じるわけで、びっくりして眼科を訪れます。言葉で症状を表現するのは難しいのですが、キラキラとか、ギラギラしたとかいう光のようなものが見えて、それが動く感じがあり、その部分は見ようとしても見えなくなります。


実は私も最近この症状を経験し、「ああ、これが閃輝暗点か」と、ある意味感激しました。それまで想像で患者さんには話をしていたわけですが、自分で体験してみてより具体的に話せるようになりました。私の場合は、モザイク状(よくテレビなどで顔をかくしたりするのにかけられているあれです)の部分が現れて少し広がり、中がギザギザ動く感じでした。片目ずつで見てみましたが、どっちで見てもモザイク状の部分は同じ形でありました。通常15~30分位で症状はおさまるので、眼科を受診する頃にはこの症状はなくなっています。

典型的にはその後に頭痛が出るのですが、(というより、片頭痛のある人の頭痛の前の前兆として閃輝暗点がみられることが多い)実は頭痛を伴わない方もかなりいます。症状自体は頭の見る機能に関係した部分の血管が一時的にけいれんをおこして血のめぐりが悪くなっておこるとされています。眼については何の異常もみられません。年齢が高い場合や繰り返す場合は一度頭の検査を受けることをおすすめします。

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